スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

模型塾 フィギュア原型工作入門 受講報告 その13(全16回)

こんにちは。模型塾フィギュア原型工作入門レポート13回目(2008/12/06開催分)です。

模型塾の詳細に関しては公式サイトをどうぞ。

これは私が主に模型塾での受講内容や個人的感想などをいろいろ書いていくコーナーだったんですが、最近は私の実作業が講義内容に付いていけてないので、レポートでは講義内容をそのまま書いて、自分の作業は別エントリで書くことにしています。

今回は「
頭部のパーツ分割の種類、それらにより異なるいくつかの作成方法、顔パーツとの関係、髪の形状の出し方など、いくつかのポイントの解説の後、原八さんによる実演がありました。
mokeijuku_20081206_99_title_00.jpgmokeijuku_20081206_00_Hair_all_00.jpg
1年前の板書と比べると、青ざめている人や歯磨きチューブがいなくなり、将棋のコマが追加されているのがわかります(コレだけ見ても意味わかりませんが…)。
模型塾の内容もマイナーチェンジを繰り返しているという事が見て取れますね。
残り3回の予定もちょっと今と違っていますね。細部工作や表面仕上げの回があったなんて…。

本講座の今後の予定
12/06(土) -> 髪 (終了)
12/13(土) -> 分割
12/20(土) -> 服
となっています。
全16回の予定でしたが、休講が一回入ったので15回になりそうです。補講の話もありましたが未定です。

今回含めてあと3回ですが、先週あたりからなぜか出席率が半分程度に急降下。寒くなったから出かけにくいのでしょうか…。

髪の作り方
髪型によって、頭部パーツとの関係が変わってくるため、いくつかの方法が考えられます。

1. 髪と顔を同一パーツで造る
髪の短い(ベリーショートなど)キャラ、前髪をピンで留めていて、おでこが出ているキャラなどの場合。
mokeijuku_20081206_00_HairType1_00.jpg

2. 前髪だけ別パーツにする
後ろ髪の短い髪型のキャラ、髪を縛っていて(ツインテールやポニーテールなど)後ろに髪がかからないキャラなどの場合。ツインテールやポニーテールなどの場合は、それらも別パーツに。
mokeijuku_20081206_01_HairType2_00.jpg

3. 顔・前髪・後ろ髪の3パーツにする
この場合、後頭部の扱いでさらに2通りに分かれます。
(その1)坊主頭の上に髪パーツを造る方法。
(その2)顔パーツは顔面と耳だけ造って、各パーツの接合部を平らな面にしてくっつける方法。
mokeijuku_20081206_02_HairType3_00.jpg

(その2)は商業原型の量産時の都合等でよく用いられる分割法で、ガレージキットでも主流になりつつありますが、後ろ髪と顔面部の幅のバランスを取るのが比較的難しい(顔が極端に薄くなっちゃったりとか…)ため、模型塾では比較的簡単な(その1)の方法で造ります。
逆に、(その1)は頭の後部が薄皮っぽくなり、複製時の手間がかかる欠点があります。

そこで、(その1)が上手く出来たら(その2)の形状に移行させるという事もできます。
移行の手順としては
1)当初の位置がズレないように、後頭部から顔までドリルで2本くらい穴を開け、後から針金で固定できるようにしておきます。
2)耳の後ろを削り取り、平らにします。
3)頭に離型処理を施し、髪の方にパテを詰めてパーツをあてがい、パテを硬化させます。(後ろ髪パーツ完成)
4)額の上を削り取り、平らにします。
5)頭と後ろ髪に離型処理を施し、前髪にパテを詰めてあてがい、パテを硬化させます。(完成)
mokeijuku_20081206_13_maru-hira_00.jpg

[余談]PVC完成品で、髪と顔を同一パーツにしない理由
・髪の色と顔の色は色が違うので別パーツにしたい。
・目をタンポ印刷する際に、前髪が邪魔になる(顔の正面から、パッドをガッシャンガッシャンと押し付けて印刷していくので)
・本絵では前髪の上に眉毛が描かれているキャラでも、前髪と額の間に隙間があれば、額に眉毛を印刷してもそれらしく見える(眉毛を前髪の上に描くのは避けたい)


実演
今回は「3」の(その1)の方法による、原八さんの実演がありました。

1. 離型処理
髪を削りだすためのパテを直接頭に盛ると、くっついてしまいます。今回は顔と髪のパーツを別パーツにしたいので、後で髪パーツが外せるように、あらかじめ頭部にワセリンを塗ります。このように、後で外せるようにパーツにワセリンなどの油分を塗っておくことを、離型処理といいます
mokeijuku_20081206_06_waserinn_00.jpg
今回は原型の頭に離型剤(今回は薬局等で売っている白色ワセリン)を、綿棒に付けて隙間無く塗り広げました。

ポイント
・通常、離型剤を塗る場所の気泡等は前もって処理しておきます。でないと、気泡内に残った離型剤で、気泡を埋める時にパテがはがれてしまうので、離型剤をほじくりださなければならなくなります。
・首や服に髪がかかる場合はその部分にも離型処理をします。顔が似てるかどうか見るのに前髪が要るので、服ができてなくても、先に造りはじめてしまう事もあります。
・適する離型剤は白色ワセリン、Vaseline、メンソレータム、メンタームなど。マーガリンも離型剤として使えますが、常温保存が出来なく腐らせやすいのでお勧めできません。
(参考)ワセリンについて詳しいblog様

2. パテを盛る
離型処理をした上から、パテを盛り付けます。多めに垂れる位かけます。前髪は目にかかるくらいに。
mokeijuku_20081206_04_patemori_01.jpg

生乾きの時に、髪をアートナイフで前後に分割します。離型処理をしておいたので、パカッと髪の毛が外れますが、耳が引っかかるので、できるだけ生乾きのときに開けてしまいます。髪パーツの耳周辺も引っかかる部分はちょっと切り取ってしまいます。
mokeijuku_20081206_07_atamahazusi_00.jpg

3. 削って形を整える
・外側の余分な部分を削り、おかっぱ状態にしました。前髪の裏側も削り、顔との隙間を作りました。
mokeijuku_20081206_09_okappa_kezuri_00.jpg

・前髪の形状を出しました。前回の指の隙間と同じように、ナイフでV字に切れ込みをいれていきます。ヤスリがけるときは、当て木のカドを使います。
mokeijuku_20081206_10_maegami_kirikomi_00.jpg

・指と同様、太く造って細く見せる事で、見た目と強度を両立させます。
髪の房は、表裏から少しずつV字に切り込みを入れていきます。丸い断面にすると一本の太い毛に見えてしまうので、断面はダイヤ型に近いようにします。さらに前後方向に厚みを残すことで、前から見ると細く見える状態で、強度も保つことができます。
mokeijuku_20081206_16_Vji_00.jpg


・前髪は、髪の先端と房の分け目のはじまりに注意して、本絵を見ながら掘り込んでいきます。
・前から髪の厚みが見えるとカタマリっぽく見えるので、裏からナナメにそいでやり、薄く見えるようにします。
mokeijuku_20081206_11_maegami_kirikomi_01.jpg

・前髪の見せ方としては、多めにかぶさってるとちょっとドンくさく、おでこを見せてると元気な感じになります。
・この後でも、前髪パーツを動かして前髪と目の関係を微調整できます。
・髪の先端は、あまりピンピンに尖らせすぎてもゴム型での複製時に気泡がたまりやすく正確に抜くのは難しいので、そっちはほどほどに、ミゾの彫りこみの方で深く見せた方が効果的です。

後ろ髪の造型を追加し、前髪の先端をシャープにしました。
mokeijuku_20081206_12_kami_kezuri_00.jpg


■細い髪の作成
ツインテールなどの細い髪は、紙の上で練った段階である程度長く伸ばして、曲線を出しておきます。
ナイフで整形するときも、生渇き状態が形を出しやすいです。
mokeijuku_20081206_05_twintailmori_01.jpg

一つのパーツからいくつかの溝をだんだん深く彫っていき、複数の房を出してやります。部分的に貫通させたり、上->下で房の太さを変えてやるなどするとメリハリがつきます。
根元や先端方向から見ると、曲線が不連続になっている部分が見つけやすいです。
mokeijuku_20081206_08_tail_kezuri_00.jpg

ロングヘアでも、髪が部分的に細くバラけている部分などは、細長いものをパテで削りだし、後から接着します。
ロングヘアが全体的に細くバラけている場合などは、細い髪を針金を軸にして何本も作って、後からまとめて後ろ髪の部分にくっつけたりもします。
mokeijuku_20081206_03_long_kaisetsu_00.jpg


その他

■アニメ・コミック(イラスト)・リアルでの造りわけ
・アニメは髪の毛がブロックとして表現してあり、顔との境も明確にわかれているので、分割して造るやり方が向いています。
・コミックは髪の毛を線で表現してあり、生え際もはっきりしていないので、顔と髪を一体で造る方がごまかしが効き安いです。
・リアルの場合は髪の毛一本一本を表現するようなやり方になるので、こういう場合も一体が向いています。

もみ毛
ラムちゃんのような、もみあげの位置から長く伸びた毛を「もみ毛」といいます(命名:模型塾)。
付け根が細くなるのがネックなので、顔のもみ毛の付く位置を彫り込んでくぼみをつけ、補強兼ガイドにします。
mokeijuku_20081206_15_momige_00.jpg

■アホ毛
普通に別パーツで作成し、頭に穴を開けて差し込めばだいたい良いのですが、細いシャープなアホ毛にしたい場合、プラ板の端の断面を>型に削り、板の上から斜めに細~く切り取ると、三角錐の細いようなモノを切り出せます。これを手で曲げればアホ毛の出来上がり。複製は難しいので主にワンオフ用途で。
mokeijuku_20081206_14_ahoge_00.jpg

■その他
さ○きむつみあたりから、カクカク曲がるリボンの表現が使われ始めてるので、そういう形状を出すにはポリパテが有利。


次回予告
次回は、パーツ分割です。分割は服とも密接に関係するので、服に関する解説もあるかもとの事です。

コメントの投稿

非公開コメント

レポートありがとうございます。助かりました。
髪型や長さによって色々な手法があるんですね。
私が作っているキャラはロングヘアーなので顔・前髪・後ろ髪の3パーツでしょうか。
なんか、毛先とか折れてしまいそうでこわいです。

ところで今回も出席者が少なかったんですね。
講義内で完成させるのは厳しくとも、最後はみんなで講義を修了したいですね。

どうもです。
折れたら、例によって瞬間接着剤で修復ですかね・・・。
私も、ツインテールが長~いので、多分折れます(笑)

今回も出席7人でした。先週とはまた違う人が休んだりしてましたが・・・。
もう来週ですが、最後は打ち上げもあるので、皆来るといいですね。
twitter
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
プロフィール

こーほく

Author:こーほく
イベントディーラー名は「なかはらワークショップ」です。
リンクフリーです。

月別アーカイブ
FC2カウンター
最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。