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模型塾 実演 ホワイトメタル鋳造

模型塾で月イチで行われている実演シリーズ11回目、ホワイトメタル鋳造の実演(11/22のフリー枠で開催)に参加してきました。模型塾に関しては公式サイトを、詳細な実演内容についてはこちらをどうぞ。

個人的にはすぐにホワイトメタルで何かを作る予定は無いのですが、金属素材による複製は応用範囲が広そうなので、知識を広げる意味で受講してきました。

ここでいうホワイトメタルとは、ガスコンロの火やハンダゴテなどの比較的低い温度で溶ける合金(スズ+鉛など)の事で、レジンなどと同様、シリコンゴムの型に流して複製することができます。ただし流動性はレジンより低いです。
複製したものは取り出して磨くことにより、表面をピカピカに仕上げることができます。

下の写真は、ホワイトメタルを型に流して複製したトースターのミニチュアです。
左が型から取り出してほぼそのままの状態、右が磨いて光沢を出した状態です。机の木目が写りこんでいるのが見えるでしょうか。
mokeijuku_metal_20081122_00.jpg

原八さんによるホワイトメタルの解説です。
mokeijuku_metal_20081122_01_metalshurui.jpg

実演は、
・ホワイトメタルの性質の解説
・ホワイトメタル素材を火にあぶって溶かす
・型に流し、冷えて固まるのを待つ
・型から取り出し、磨いて光沢を出す
のような流れで進められました。

こちらは材料となるホワイトメタルのカタマリです。これを溶かして型に流し込みます。
mokeijuku_metal_20081122_05_02.jpg

高いモノから安いモノ、融点や配合率まで各製品に色々特徴ありますが、環境対応品(鉛フリーなど)の方が高く、また基本的に高い製品の方が、型への流れや硬化後の表面状態などが良好な傾向にあるようです。東急ハンズやネット通販で購入できます。

シリコン型
今回は、ミニチュア家具やコアファイターなどのシリコン型があらかじめ用意されていました。シリコンは耐熱性のものを使わないとコゲますが、今回は非耐熱のものも使い、コゲるのを確認しました。
mokeijuku_metal_20081122_07_kata00.jpgmokeijuku_metal_20081122_07_kata01.jpg
ホワイトメタルも何種類か用意されていたので、型に流したら、冷えて固まる間に次の型で流す・・・というような感じで型や製品を色々変えて試してみるような感じで進められました。(組み合わせは途中でわからなくなりました)

流す前に、型に粉末の離型剤をハケでまぶします。
mokeijuku_metal_20081122_05_rikei.jpg

写真で使っているのはホワイトメタルに付属していたものですが、単体でも販売されているようです。
mokeijuku_metal_20081122_07_rikeizai.jpg

レジンの場合は輪ゴムでクランプしますが、ホワイトメタルは高温なので流すと型も熱くなり、輪ゴムが熱でちぎれます。なのでホワイトメタルの場合は、アルミ線でぐるぐる巻きにします。
mokeijuku_metal_20081122_08_gurugurumaki.jpg

溶かす
ガスコンロの火にあぶってホワイトメタルを溶かしている様子です(2分11秒)。実際は溶け出すまでにもう少し時間がかかりました。持っているのは注ぎ口を付け、持ち手を根元で曲げた改造オタマです(熱くなるので手袋必須)。溶けた後にすぐに流さず、しばらく熱し続けて高温に保つ方が型に流れやすいようです。


型に流す
コアファイターの型にホワイトメタルを流している様子です(0分14秒)。型自体はアンダーゲートですが、重みによる行き渡りを期待して、空気穴の方ではなく本体のある方の穴から流しています。


型へ流した後は、冷えて固まるまで放置し、冷えたら型から中身を取り出します。
mokeijuku_metal_20081122_09_toridashi.jpg

仕上げ
磨いて鏡面仕上げとなったトースター(右)です。ピカピカです。磨きには金ヤスリ->サンドペーパー(荒いものから始めて1000番まで) ->コンパウンドの順で行いました。
mokeijuku_metal_20081122_00.jpg

ホワイトメタルに使えるコンパウンド。金属磨きにはピカールがメジャーですが、Soft99のこれらの製品の方が優秀だそうです。
mokeijuku_metal_20081122_06_soft99.jpg

金ヤスリはオオゴシヤスリを使いました。
mokeijuku_metal_20081122_10_ohgoshi.jpg

修正
余ったホワイトメタルをハンダゴテで溶かして、欠けた部分に盛り付けている様子です(0分30秒)。熟練が必要ですが、上手く抜けず欠けが出た場合などこの方法が使えます。



コアファイターを取り出した状態です。形状が複雑なせいか流れていなかったり、スが入ったりしています。
mokeijuku_metal_20081122_11_corefigter.jpg


その他
複製は可能でも、その後の磨きが必要なので基本的にはワンオフとして仕上げるもので、レジンなどのようにキットのパーツとして量産するには、まだまだノウハウの蓄積が足りないのが現状のようです。

ただ、コアファイターでは、翼など薄い部分は綺麗で、胴体など厚い部分は凸凹だったので、硬化時間にカギがあるんじゃないか?などちょっと有効な手がかりが得られました。

今回の実演は以上です。

次回は12/13で、ゲストをお呼びして動物造型の実演を予定しているそうです。(まだ確定ではありませんので、公式サイトでも確認してください)

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どうも、土曜日はありがとうございました。
また、実演シリーズのレポートも感謝です。
ホワイトメタルが何なのかさえ知らなかったので、勉強になりました。
ホワイトメタルで小道具とか色々作れるようになれば、作品の見栄えもよくなるでしょうね。
12月はゲストによる実演ですかぁ~。
動物造形も興味があるので参加したいのですが、その日はすでに予定が入っております。残念。


どうもです。
ホワイトメタル実演は、エンターテイメント的にも結構楽しめました。
色々自分でもやってみたくなりますね。

次の実演も、余力があったらまたレポしたいと思います。
あと、最終日が普通のフリー枠なので助かりました(笑)。

声が..

レポ乙です。
こーほくさん、映像で撮ってるって、ぜんぜん気づかなかったですよ(笑)

あの次の日、カーモデルイベントで、ロストワックスでの銀鋳造の複製品を目撃しまして、その繊細で完璧な複製技術に驚愕しました。やはり、銀アクセとかに使う遠心機で複製するそうです。1mmほどのパーツもしっかり再現されてましたよ。ロストワックスによる独特の型製造法のせいというよりも、遠心鋳造の効果が大きいようです。これは、自分も遠心でメタルキャスト実験をしないとかもですねー

どうもです。
模型塾は撮影OKなので、いつも動画で撮らせてもらってます。
やはりファインダーを見ていないと(バリアングルなので)、撮影しているって
気づかないものですね。なんかマズかったら対処しますので。
いい声じゃないですかぁ(ぉ。

>1mmほどのパーツもしっかり
なるほど。パーツとしての複製技術も確立されつつあるんですね。

自宅でやるのは…話を聞く限りちょっとチャレンジブルですね。
遠心専用部屋や耐熱服が必要になるんだろうか。がんばって下さい。

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