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模型塾 フィギュア原型工作入門 受講報告 その10(全16回)

こんにちは。模型塾フィギュア原型工作入門レポート10回目(2008/11/15開催分)です。

これは私が模型塾での受講内容や、それらを踏まえての今後の展望や個人的感想などをいろいろ書いていくコーナーです。模型塾の詳細に関しては公式サイトをどうぞ。

今週のフリー枠はなんだかんだで最終的に8人になりまして、講義終了後、日暮里の中華料理店で皆さんと食事しながら、原八さんにTVチャンピオンの話などいろいろ伺いました。
どこかのアホがギャラの質問とかしてもいやな顔ひとつせず答えてくれる原八さん、ステキ!
mokeijuku_20081115_00.jpg

で、ちょうど持ち回りで貸し出し中のTVチャンピオンフィギュア王選手権のDVDがワタシに回ってきました。2006年1月の放送だから、ワタシは既にTVを持っていませんでしたね…。これから楽しみに見ます。

先週までの胴体の作成は各自のペースで進めておくということで、変わりまして今週の内容は、頭部の造型について。

頭部造型の講義は2回に分けて行われる予定でして、今週はその一回目の、基本的な造型の手順について。
講義のはじめに、前回までの全身の造型に付いて補足がありました。

胸郭とおっぱいの関係
mokeijuku_20081115_04.jpg
・おっぱいは胸郭の前ではなく、横にはみ出ます。
・おっぱいは正面ではなく、ナナメ前に向かって生えてます。
・巨乳は高さではなく、丸みで表現します。


mokeijuku_20081115_05.jpg
最近の漫画的表現は…
・くびれの位置が高め(ベルトの位置より上)。
・一番幅の広いところをお尻ではなく太もものちょい下くらい
・そこからくびれまでをなだらかに長くとります。
そうすると、今風のシュッとしたプロポーションになります。

・一番広いところをお尻に持ってくると、ルネッサンスというか高橋留美子的な感じに。


頭部の作成
基本は体のほかの部分同様、パテの盛り削りによる作成です。
mokeijuku_20081115_02_whiteboard_00.jpg

似てるかどうかは、前髪も含めた形状で決まるのですが、まずは坊主頭を造ります。それから前髪もつくり、微調整を行う流れになります。

頭部作成の手順

1. 胴から切り離す(折る)
ニッパーで頭と首の境目を切ります。中の針金を切らないように外周からぐるっと刃を入れて(パテを砕くような感じで)やります。

そうすると簡単に切れて(折れて?)首が抜け、かつ針金も残るので首の位置がズレずにすみます。

切断面はデコボコになるので、後でパテで修正します。

これが顔部分の初期状態(?)です。
mokeijuku_20081115_12_start.jpg

2. 顔を下書き
目・鼻・口の位置のおおよその位置をエンピツ等で原型に下書きします。できれば前髪の位置も。

3. 目(眼窩)の部分
目そのものではなく、目の部分を顔の端から端まで削るような感じで。アニメっぽい顔ではわりと浅めにします。あんまり深いと猿っぽくなります。目の描かれてないタイプのドールヘッドのような感じで。
mokeijuku_20081115_06.jpg

4. おでこ・こめかみを平らにする
人間の頭は上から見ると、両方の眼球を収めるために前面(額のあたり)が平らになっています。なので、前半分はコの字型になります。(後ろはわりと球体っぽい)

頭部をコの字型になるように、ヤスリ等でガシガシ削ります。あまりゼッペキっぽくならないように、若干後ろに反らせます。

5. 横から見たアゴのラインを削りだす
人間の顔は、耳の下からあごの先までナナメっぽく頬骨が立ってる感じですが、その感じで線を引き、線に沿って下に折れ曲がるような感じで削りを入れます。
mokeijuku_20081115_07.jpg

6. 鼻+口(ポリパテ)を盛り付ける
鼻と口を同時に盛り付けます。あまりとがらせず、マスクしてるような感じで。モロくならないよう硬化剤も適量で。

[鼻・口の話]
顔を横から見ると、リアルは鼻の口と段差が明確にありますが、アニメキャラの場合は鼻->アゴのライン上に口がささやかな段差としてある感じです。
mokeijuku_20081115_08.jpg

また、最近のアニメキャラの表現としては、鼻がほとんど点だったり口が線だったり、存在感を消す傾向にあります。(ナナメ向きの場合に良くわかる)

鼻筋の線も、以前はくっきり描かれてましたが、最近はほとんどありません。

ポリパテでそういったカタチを出すには、最初に広めに盛って、鼻や口を以下のような方法で削りだしていくのが、都合が良いそうです。

以降は細かい削りだしになるので、パテを時間をかけて固めて、しっかり食いつかせてから作業します。

ここまでの状態です。(盛り足りなかった部分や耳も盛ってあります)。
mokeijuku_20081115_11_mori.jpg

7. 横から見て鼻筋を削りだす(横から見て)
mokeijuku_20081115_15_hanasuji.jpg

8. 鼻の左右を削っていく(正面から見て)
逆Rになります。
mokeijuku_20081115_15_hanasayu.jpg

鼻の先端はあまりとがらせてしまうと欠けやすいので、ここでは若干幅を持たせたままにしておきます。

9. ほっぺのライン(正面から見たときの輪郭)を整える
ぽっぺの辺りのカクカクしている部分を、アゴのラインになだらかにつなげていきます。ここではサンドペーパーも併用。
mokeijuku_20081115_10_hoppe_ago.jpgmokeijuku_20081115_15_hanahoppe.jpg
(アゴのラインとは必ずしも一致しない。これは説明では伝えづらいところで、実際に作業するとよりわかってくる所かとも思います)

10. 耳を削りだす
まず表面の形状だけを削りだして、その次に耳の中の造型を彫りこんでいきます、

自分の耳をさわるとわかりますが、耳はあまり横に広がらないで、頭にややへばりつくような感じで、前から後ろにナナメに付いてます。形状はそのような感じで削りだしていきます。
mokeijuku_20081115_16_mimi.jpg

耳の裏は(特にこだわりが無ければ)埋まったままで。

前後左右の位置がズレがちなので、下から見るなどして確認しながら削りだします。耳の高さは、めがねのつるをイメージして目から延長線をひくイメージでやると、位置をつかみやすいです
mokeijuku_20081115_16_mimi2.jpg

耳が髪などで最終的に隠れてしまう場合等でも、頭部全体のひとつのバランス基準(横顔の軸、アゴラインとおでこラインの中間、正面から見た時の位置など)としても役立つので、あえて作るという手もあります。

ここまでの状態です。
mokeijuku_20081115_13_kao.jpg

11. 口を彫り込む
口の位置は、鼻からアゴまでのどの位置に来るかを元キャラの比率に合わせて決めます。

作業手順
1. 口を直線的にナイフで彫りこみます。断面をV字に切り取る感じで。
2. 口と鼻の間を少し削りこんで、上唇を浮き立たせます。
3. 口とアゴの間を少し削りこんで、下唇を浮き立たせます。
4. 鼻の下の削りこんだ部分が平面的だと鼻がでかく見えるので、それを解消するために、下のように鼻の稜線をナナメ4方向へ少し削ります。
mokeijuku_20081115_17_ryosen.jpg

ここまでの状態です(わかりやすいように、向かって右側だけ4.の処理をしています)
mokeijuku_20081115_14_kao.jpg

ちなみに、よくある唇の形状はブサイクの記号だったりするので、普通のアニメ系キャラの唇の存在感は消す方向にあります。例外としては峰不二子や安野モヨコキャラなど、逆に唇を強調するような作り方もあります。
mokeijuku_20081115_18_kuchibiru.jpg

5. 口角を彫る
一直線の口の両端に、微妙に彫り込みを入れ、表情を付けます。奥に向かって刃先を使い、三角に彫りこむ様な感じで。
口角を彫った状態です。
mokeijuku_20081115_18_koukaku.jpg

12. 目をほる(次回予定)

顔の造り方を順をおって書くとこのようになりますが、実際にはここからまた削り盛りの繰り返しで完成に近づけていくことになります。


そのほか
作り直しの話
顔や手首は、場合によっては修正するよりも最初から作り直したほうが早い場合があります。

そのとき失敗したモノを捨てずに取って置き、見比べながら作ると、失敗作の良かったところや悪かったところ(反省点)がわかるので、それを2個目にフィードバックする事ができます。

また、最初から3個くらい並行して作っておいて、一番良いものを採用して進める方法もあり。

おっぱいは乳首を先に書いておく
乳首の位置をペンで書いておくと形を出しやすいです。

男キャラのポイント(腰の高さの話)
ある受講者さんへの説明の際に、番外編的に男キャラ作成者さん向けの解説が入りました。
mokeijuku_20081115_12_otoko.jpg
和服をイメージするとわかりやすいですが、女性は胴体が短ければ短いほど(足が長ければ長いほど)様になるということもあり、帯の位置がかなり上にきます。

それと同じ感覚で男キャラの帯を高めにすると、バカボン的な感じに見えますので、正面から見た時に、少しナナメに垂れ下がっている様にみえるようにすると、様になります。

要は、男キャラは腰の位置が低いほうが様になる。というお話でした。実は男キャラも足は長いのですが、胴も長いので、腰の重心を下げ気味にするといい感じになります。男服も、腰の位置が低めのほうが格好良くなるように作られています。

男を作っているときに違和感を感じたら「バカボンになっていないか?」をキーワードにチェックしてみましょう。

二軍ナイフ
ナイフの刃がなまってきたときは、柄をもう一本用意して、2軍の切れ味のナイフ用として併用すると便利です。

耳の中を彫る時など、先端で乱暴な彫り方をする場合は欠けやすいので、そういう時、折れてもいい二軍の方を使います。


次回予告
今回の残件の目の掘り込みと、顔の似せ方のポイント。

続きます...

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お疲れさまです。
私も今回DVDが回ってきまして、帰宅後早速見ました。
原八さん、熱く語っていましたね!面白かったです。
お互い次回の模型塾にDVD持って行くのを忘れないようにしましょう。
ところで、現在、顔の創作に取り掛かっていますが、かなり難航しています。
本当に難しいです・・・。

どうもです。実はまだDVD見てないのです…。
USBのDVDドライブか再生ソフトの相性が悪いのか、なかなか読んでくれません(笑)
今、チャプター画面まで来れたので、多分金曜までには見れるでしょう。

顔は、今週の原八さんの見本や、実物のフィギュアを観察しながらやると
かなり参考になると思います。

私はなんだかんだで、今週の段階までは何とかできそうです。
でも似せたりとか、本チャンの完成までがまた遠いのでしょうね…。
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