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模型塾 フィギュア原型工作入門 受講報告 その09(全16回)

こんにちは。模型塾フィギュア原型工作入門レポート09回目(2008/11/08開催分)です。

これは私が模型塾での受講内容や制作進行中の何か、話していいのかどうかわからない話しなどをいろいろ書いていくコーナーです。模型塾の詳細に関しては公式サイトをどうぞ。

Doctor_yellow_20081108_00.jpg
模型塾へ行く途中の新橋駅で、幸せの黄色い新幹線ドクターイエローに遭遇。
全然見えませんね。すいません。

前回までに造ったポーズ状態の原型の、関節部分へパテを盛り、筋肉らしい造形に整えていくのが今回の内容です。
筋肉の造形
前回までに造ったポーズ状態の原型の、関節部分へパテを盛り、筋肉らしい造形に整えていくのが今回の内容。あわせて参考資料の紹介などもありました。

キャラの元絵だけだと情報量が足りません。デフォルメという名で情報量が引かれています。それを戻してやるのが今回の作業。

どのくらい戻すか
mokeijuku_20081108_06.jpg
デフォルメ度を%で表したとき、デフォルメ100%がサザエさん、0%が実写だとします。ネタにもよりますが、本絵よりちょっとリアル寄りに振るのがちょうど良いさじ加減です。
例えばデフォルメ50%くらいの作品だったとしたら、30%くらいで造形するとちょうど良くなります。

何か見ながら造型する場合、写真が一番使いやすいです。解剖図は筋肉の重なり具合などが、ど~してもわからない場合にリファレンス的に使います。

写真は、美少女系はグラビア雑誌等がわりと数多く出てるので手に入れやすいですが、普通体系・美少年系の男性写真はあんまり出てないので、本を見かけたらこまめにキープしていくと良いです。
mokeijuku_20081108_01.jpg

■首から肩にかけての特徴
板書をもとにコメントを付けました。見づらくてスミマセン。
mokeijuku_20081108_03_00.jpg
mokeijuku_20081108_02.jpg
・首自体がナナメの面に生えてます
・ナナメの板の一番下が鎖骨
・ナナメの板は同じ幅ではなく、若干外側に向かって下がる
・ナナメ面は窪んでいる
・鎖骨からの腕までのつながりはほとんど段差が無い
・ワキの前面には板みたいな筋肉があって、その上に肩の筋肉がかぶさっている。
・女の子の場合はおっぱいの前につながる感じ。

首->ナナメ面->肩->肩の付け根->ワキの板->胸のような流れでつながっている
つながりつつ別の部品と意識する。

これは直立の場合で、ポーズがつくと複雑になってくるので、同じようなポーズの写真を見つけてきて再現すると良い。

■腰まわりの特徴
mokeijuku_20081108_04.jpg
・パンツのラインを書くとわかりやすい(不自然な点が見えやすくなる)。
・ベルトのすぐ下あたりに、骨の出っ張りがある。

mokeijuku_20081108_05.jpg
・おしりの肉は太ももの上に重なってついている。
・おしりの肉は腰を曲げたときにピンと張り、立ったときに余った肉としてはみ出す。コレがお尻の正体。
・お尻の肉は、ボールを二つ押し付けたイメージ。まっすぐ出る中央の合わせ目が、お尻の裂け目になる。

■ふくらはぎ(個人的に受けた添削です)
・現状は、ふくらはぎのフォルムが体の横から見ると前面背面が同じように見えるので、前面側は若干そらせて、背面側は膨らます感じで、足首は逆Rが入ります。
・正面から見た場合も、体の内側寄りは平らになる感じで、足首は逆R。
・クツが短いので、つま先を延長。
・手首は、右手は現状のカタマリ状態から指を掘り込んで作り、左手はちょっと指が開いてて複雑なので、針金を芯にして指を1本1本作っていく(予定)。
(↓はその説明図)
ashino_e_00.jpg


以下、講義で紹介された筋肉造型用に使える参考資料です。

■普通のカラダ写真系
トリンプの通販カタログ。
男体の写真資料。下着姿の爽やか系の男性写真がいっぱいで、数少ない男性の肉体の参考資料です。
男二人で写ってるシーンがあったりなど、ややゲイっぽいのが難点というかそちら系を意識しての方向性なのか不明ですが。
ちょっと大き目の書店の店頭にあります。

女体の資料写真は、同じように下着の通販カタログなどが参考になります。下着に凝りたい時などはいいんですが、脚が見切れている事が多いので、もっとストレートに、スコラBOMBなどのグラビア雑誌なども使えます。こちらは全身写真が多いです。
mokeijuku_20081108_07.jpg
アイドル個人を扱った写真集より、参考資料として使うなら安っぽい雑誌系のほうがポーズ等多彩な資料が得られます。

Tarzan
mokeijuku_20081108_08.jpg
裸を主眼にした雑誌ではないので使える写真は少なめですが、健康美的な肉体の写真が載っているのがわりと使えます。年2回くらい使える号があるのでマメにチェック。

Sports Illustrated Swimsuit Calendar
mokeijuku_20081108_09.jpg
Sports Illustrated誌のグラビアを集めた日めくりカレンダー。健康的な水着写真がいっぱい。洋書コーナーか、Amazonあたりで購入できます。

■解剖図系
デッサンのための美術解剖図
dessannnotameno_00.jpg
骨や筋肉の構造図集。筋肉の重なり順序などが詳細に描かれています。主に筋肉質な男フィギュアや、エヴァンゲリオンなど筋肉むき出し系の何かに使えます。

人体のしくみ(CGデザイナーのためのグラフィックバイブル)
jintainoshikumi_00.jpg
人体の動作の仕組み集。こういうポーズをつけるとこうなります的な理屈が詳細に載っています。

■マンガデッサンノウハウ系
快描教室
kaibyokyoshitu.jpg
体の部位ごとに「こういう風に省略して描くといい」的なノウハウが載っています。フィギュアでのデフォルメ<->リアル表現のさじ加減の参考になります。

スーパーマンガデッサン
mangasuperdesan_00.jpg
ある受講生の人のオススメ本。こちらもよくまとまっています。


■ポーズ集系
コスチュームポーズ集
mokeijuku_20081108_10.jpg
同じポースを色々な角度・視点から見る事ができます。最近はオタク系コスチュームに特化したものも色々あるのでそういう用途でも使えます。作るものそのままのポーズがあった時などは買い。ただ、ポーズ集系は概して体型がどんくさいので、脳内で翻訳して使う必要があります。


その他、2chのスクラッチスレまとめページにも参考資料が載っています。上記との重複もありますが、個人的には「人体のデッサン技法」がわかりやすかったです。
hamm_jinntainodessann.jpg

私は池袋ハンズへ追加のノンソルパテを買いにいった時に、池袋ジュンク堂で何冊か揃えました。ここは蔵書も多く、立ち読みならぬ座り読みOKな書店なので、納得いくまで選ぶ事ができます。



2:8の法則
対象物(風景や人物)を見る時間を8にして、絵を描く時間を2にする。
作業を始めると描いている絵ばかりに目がいってしまい、実物を見ることを忘れがちになるので、モデルを観察する時間を、意識して描く時間の4倍くらいしっかりモデルを見る。
その位の比率で作業して、初めて正確にモデルを写し取る事が出来る。という考え方です。

■原八さんの原型(見本)
・2週間前に関節にパテを盛った状態から、肩まわりの筋肉のラインをナイフで削りだしたところ。
mokeijuku_20081108_11.jpg

・足りないところにパテを盛って、全身を削りだしヤスリでならしたところ(フリー枠で撮影)。
mori_20081108_0.jpg

■そのほかのポイント
・首の太さはリアルよりも細めに。
・背中は、作る人はこだわるが見る人はわりと注目しない。
・削っていくうちにだんだんポーズがおとなしくなっていくので、最初にポーズをつけた意図を忘れないために、背中にセンターラインを引いておく。
・ひざのお皿は脚を曲げときにはポコッと出っぱるが、普通に立っているときには出ない。ひざは太ももとほとんどツライチで、ふくらはぎの部分から段差が出る。
・腕などが邪魔で処理できない部分が出る場合は、後述のように削る過程で邪魔な部分を分割しますが、まずは分割せず可能なところまで処理を行います。

■分割の話
分割には大きく分けて2種類ありまして…
・本番の分割 -> 最終的にゴム型で複製を取るための分割
・作業用の分割 -> 作業しやすくするために、作業途中で行う分割
今回行うのは、作業用の分割。例えば原八さんの原型では、右腕が胴体にかぶさっていて胴体のワキ周辺の作業をしづらいので、右腕を分割します。

この時どこで切るかですが、例えば肩で切ると、後で修復するときに肩幅が変わってしまったりして繊細なラインを復元しづらいので、この場合は上腕の中央辺りの、単純な丸棒っぽい部分を切ります。原八さんのは、この部分が最終的に服の袖のラインになり、本番分割も兼ねるので好都合なんだそうです。
mokeijuku_20081108_12.jpg
これが水着なんかだと、腕では分割せず、胴体の方を輪切りにする方法もあります(ブラの下の線あたりで)。そうすると、最終分割にも使えて好都合。

■分割の方法
1. アートナイフで腕のまわりにぐるっと切り込みを浅く入れて、ガイドを作ります。
2. ガイドにノコギリをあてて、本格的にギコギコ切ります。中のアルミ線はそのまま切れます。
3. 切った部分はまた作業中につないで見て様子を見たりするので、腕を付け外しできるように、またドリルで切断面に穴を開け、アルミ線でつなぎます。多少ズレてもOK。
mokeijuku_20081108_14.jpg

ここで使うノコギリは、レザーソーとかピラニアンソーとかいわれる薄い刃のものを使います。今回使ったのはX-ACTO社の製品。秋葉原ボークスで1,050円でした。
mokeijuku_20081108_15.jpg
[2008/11/15 追記]原八さんの使用しているものは、同社のこれより一回り小さい製品でした。
これでも使用には支障ないそうです。

■そのほか
TVチャンピオンDVD
今回、原八さんのご好意で、原八さんの出演しているTVチャンピオンフィギュア王選手権のDVDを貸し出しがありました。2年前の放送のせいか、リアルタイムでは見ていた人がほとんど居ませんでしたので、結局ジャンケンで貸し出し順を決める事に。

他の受講者の作品を見る
前のエントリでも書きましたが、今回原八さんの指示で、全員の作品を全員で見て回るという事をしまして、ありがたく見させていただきました。

感想としては、ポーズは皆さまざまなんですが(私のはかなり大人しい方です)、どの作品もデッサンがしっかりしてるということ、色が薄いこと(多分私のは硬化剤混ぜすぎ)。なんだかんだ申しまして、まわりの進み具合が気になっておりました。


■次回予告
頭を作ります。まずは禿頭の状態で、顔の造型など造ります。
頭を胴体から切り離して作る事になるのですが、首は胴体に残します。最後に頭の向きを微調整できるので、その方が都合が良いです。
資料として、頭部分がわかる資料を…。
mokeijuku_20081108_13.jpg

■連絡事項
前回(11/1)の講義で、他の方の針金を間違えて持って帰った方、いませんか~?
あと、TVチャンピオンDVDをお次の方へ…

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>人体のデッサン技法

自分も色々調べてこれは結構いいという評判を聞きつけました。明日買ってこようと思います^^自分は今現在筋肉バキバキの造形を目指しているので、資料集めもがんばらないといけないですね~

あ、あとchibiくらふとさんですが23日の14時ぐらいから友人と行くことになりました。もし背の高い二人組を見かけたらひやかしてやってくださいw

>DAISOさん どうもです
>人体のデッサン技法
評判いいそうですね。模型塾でも持ってる人が居ました。

>筋肉バキバキ造形
がんばって下さい。男の筋肉系資料はスポーツ系雑誌とかあるから
探しやすいとか聞いてます。

>chibiくらふと
いろいろ楽しんできてください。14時から行くのは正解ですね。
開店は13時なのに店長が来なくて開いてないことが多いですから…w

だんだん高度になってきてるような..
それにしても、レポまとめてうpしたら、すぐ次の土曜日が来る、という感じになってませんか?お疲れ様です。

Sports Illustrated、水着特集の時だけ別の方向に異様に盛り上がる雑誌ですね。シャラポワ水着とか。

TVチャンピオン、、知らなかった、見たかった..

次週の模型塾フリー枠、メタルキャストはすごく興味あるんで、参加しようかなあ。

こんにちは。私です
chibiくらふとから書き込んでます。私と店長しか居ませんヽ( ゜ 3゜)ノ
店長、文化放送にダイヤル(死語)して!

>だんだん高度に
はい。先週は全身なので作業量的にかなりしんどかったです。
今週は顔の造形の前半のみだったので、少しゆとりができそうです。

>TVチャンピオン
今週、順番が回ってきたので借りてきました。なんかあったら感想書きます。

>次週の模型塾フリー枠、メタルキャスト
よろしければぜひ。実演系は最近埋まるの早いみたいですヨ。

こんにちは、模型塾の同じコマに参加しているデカイやつです。
いつもブログ更新ありがとうございます。
模型塾では自分でもノートとったりデジカメ取ったりしてますが、
こーほくさんのブログがよくまとまっていて助かります!
土曜日の夕方からは別件の予定が入っているのですが、
時間がつくれたときは、僕も是非chibiくらふとに行ってみたいと思います。
もしご一緒できた時は、また色々教えていただけるとうれしいです。
お互い作品の出来が気になるところですが、まずは「最後まで作り上げること」を目標に頑張りましょう!

どうもです。毎度お世話になってますヽ( ゜ 3゜)ノ
なんだかんだであと5週(+補講?)残すのみですが、
お互いがんばって参りましょう。

>chibiくらふと
あああ、実は行っても飯食ったりPCにデータ移動したりとかもしてるので
あんまり作業できてないんです。

ワタシのような利用はあわただしいので、あんまりオススメしませんが、
よろしければぜひ。
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イベントディーラー名は「なかはらワークショップ」です。
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