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某国の姫様キット製作(その12 最終回)

今回は使用工具一覧と、感想らしきものを書いて見ます。工具は多すぎるので、下地処理の工具と塗装の道具を分けます。デカール作成に関しては、昨日の日記のものがすべてです(多分)。

下地処理用工具
20070710050744.jpg

1. 普通のペンチ。アルミ線や真鍮線を切るのに使います。
2. プライヤー。芯線をつかんで穴に指したり抜いたりするのに使います。線に傷が付きにくいです。
3. 薄刃ニッパー。線を切るのではなく、パーツの湯口等余計な部分をむしりとったりするのに使います。薄刃なので狙った部分をむしりやすいです。
4. ダイヤモンドヤスリ。奥まった部分や、ペーパーではおっつかない部分のヤスリがけに使います。
5. 目立てヤスリ。既存のスジボリを彫りなおしたり、切った芯線の切り口を平らにするのに使います。
6. 電池式グラインダー。パーティングラインを撫でて消したり、穴を広げたりするのに使います。
7. スジボリ工具。色々ありますが、彫る場所や太さによって使い分けます。わりと適当ですが。
8. ピンセット。何かと使います。
9. 芯材。真鍮線、アルミ線など。挿した後でも多少曲げて調節できるので最近はアルミ線を良く使いますが、強度の必要な場所には真鍮線を使います。旗をつけて太さを書いておくと間違えません。
10. ピンバイス群。ドリルの付け替えが面倒なので、全部の太さで持ち手を用意しています。100円ショップのとかタミヤのとか色々。
11.紙やすり。タミヤのフィニッシングペーパーを、細かく切ってパックに入れています。番手を間違えないように裏に番号を書きます。
12.芸人サンダー。自作の工具で、前髪の間とか処理しにくいところをヤスリがけします。芸人サンダーについてはこちら
13.アートナイフプロ。普通のデザインナイフより良く切れます。主にパーティングラインや湯口の処理に。
14.カッターノコ。でかい湯口を切り落としたりします。
15.アルテコSSP-HG。ポリパテが食いつきにくい部分の補修に使ったり、普通の接着剤としても使います。
16.ペーパーパレット。この上でポリパテやアルテコを練ります。小さく切ってあります。
17.ポリパテ。ワークのドロドロというゆるいタイプのものです。気泡や欠け、パーツ間の隙間の埋めに使います。
18.メンターム。合いの悪いパーツの隙間をパテで埋める際に、パテが付いて欲しくない方のパーツに塗ります。10年以上使ってますがまだ使い切れません。
19.メンターム用の筆。メンタームはこれでパーツに塗りつけます。
20.普通の平筆。パーツの削りカスやホコリを掃うのに使います。
21.鉄定規。真鍮線の長さを測ったりします。
22.貼ってはがせるのり。薄く塗って乾かせば、くっつけたり剥がしたりできるようにできます。パーツの接着面に塗って、仮組等に使います。水で洗えば落とせます。
23.つまようじ。写真にはありませんが、これでパテを練ったり盛ったりします。使い捨て。

塗装用具
20070710050804.jpg

1. 竹串+猫の爪とぎ。パーツに竹串を挿して持ち手にし、竹串を猫の爪とぎに挿して塗装したパーツを乾燥させます。
2. アロハオエ。塗装前にパーツをささっと撫でてホコリを払い、また付かないように除電します。下のマットの掃除にも使ってますが、今の所ゴミが移ったりとかはしててません。
3. タミヤ調色スティック。塗料を移したり攪拌したりします。念のためメタリック色用とそれ以外用を用意しています。
4. アートナイフプロ。主にマスキングテープを切るのに使います。片方はややなまった丸刃でマット上でのカットに、もう片方は新品の丸刃で、パーツに貼り付けたテープのカットに使用。
5. 面相筆。インターロンの一番細いやつ。安くて長持ちします。エナメル用、ラッカー用、メタリック用、ゾル用など何本か用意しています。テープ等で目印をつけて、間違えないようにしています。
6. ラッカー系塗料。主にエアブラシに使います。GSIクレオスかガイアノーツ製。
7. エナメル系塗料。タミヤ製。目の塗装やスミイレに使います。
8. ホワイトサフ。タミヤのホワイトサフのスプレー缶から移したモノ。最近はビン入りのが出たのでそちらに移行予定。
9. クレオスマスキングゾル改。ペーパーと併用。
10.マスキングテープ各種。タミヤとAIZU製。AIZUのは専用ケースがないので、タミヤの一番大きいケースにいくつか入れて使ってます。マスキング用途の他、ラベル代わりにしたり、紙を留めたりなど色々使います。
11. タミヤデカールバサミ。マスキングテープのカットに使います。先が薄くとがっているので、貼ったテープの余分な部分とかをチョイチョイと切り取ったりするのに便利。
12. ガイアノーツブラシウォッシュ。筆を洗うのに便利。
13. 梅皿。主に目の塗装時に使います。少量だけ塗料を出して使うときに便利。
14. ガイアノーツNY.綿棒。爪楊枝の先端が極細綿棒になってます。瞳の塗装時とか、エナメルシンナーをつけて少しづつふき取る作業に使います。
15. プラ板。塗料を塗ったり吹いたりしてみて色を確認します。
16. ピンセット。主にマスキングテープを貼ったりはがしたりする時に使います。
17. A3カッティングマット。本来カッターでテープ等を切るためのマットですが、ほとんどこの上で作業をしています。
18. タミヤエナメル溶剤。
19. タミヤラッカー溶剤。タミヤホワイトサフ用の溶剤。
20. ラッカー薄め液。中身はガイアノーツのモデレイトです。容器が使いやすいので入れ替えて使っています。
21. クリーナーボトル。黒い蓋をガバッとあけて、うがい後の溶剤を捨てるのに使っています。本来の使い方はしていません。
22. ハンドピース。クレオス0.2mmと0.3mmとタミヤの0.3mm。グラデ用に2本、サフ用に1本、メタリック用に1本用意してあります。
23. クレオスのL5コンプレッサー。コンパクトで静穏。
24. クレオス塗装ブース。若干改造してあります。
25. 見本写真。イベントで撮った写真をフォト用紙に印刷してプラ版に貼って、参考用に置いてあります。

つ、疲れた…。こうやって並べてみると、他の道具で代替できるんじゃないかとか、無意味に高価だったりとか、チョイスを間違ってるような気がする用具があったり、改善の余地がある事に気づかされますねー。

ここ数日、ガレキを組みつつ、その他の話題も入れながら毎日更新するというとあるひのコタツガさんのあきつらさんの方法を実施していたわけですが、これが少しでも作業を進める意欲につながっていたのは間違いないと思います。あきつらさんとほぼ同時に完成したのは多分偶然ですが、めっちゃ置いてかれたらカコワルイなあとかいう気持ちもありました(汗)。明日からまた別のキットをはじめたいと思いますが、更新自体はまたマイペースに戻る可能性が高いです(笑)。あの内容で毎日更新されてるあきつらさんは凄いです。

アクセス解析によると、期間中70~80人くらいの方がとあるひのコタツガさんから見に来てくださっていたようです。見てくださった方はありがとうございます(もちろん普段から見てくださっている方も)。あきつらさんとはまたいっしょにやらせていただきたいですね。でもおそらく同じキットはもう買って無いだろうなぁ。

その他、あきつらさんのキット作成速度は、作成速度と完成クオリティのバランスをどうやってとるかという日々の研究あっての事だと想像してるのですが、機会があれば完成品をもう少し高解像度で見てみたいですね。実物を見れれば最高ですが。

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某国の姫様キット製作(その11)

キット作成日記11回目です。

まず耳の内側や指の間にエナメルのフラットフレッシュを塗り、シンナーを含ませた筆で適当にぼかして陰影をつけました。

校章デカール
次に、襟の校章のデカールを作成します。
SAWAの時と同じようにインクジェットプリンタで行います。ただし今回は校章の模様が白のため、ホワイト地のデカール用紙を使います。手順は以下のような感じで行いました。

ホワイト地のデカール用紙です。インクジェットプリンタは校章の模様の白を印刷できないため、これに、襟の色の四角の中に校章の模様をくりぬいたものを印刷し、それを貼る事にします。
white_decalpaper.jpg

胴体のパーツをスキャナで取り込みます。
scan_seifuku.jpg

取り込んだ画像を画像ソフトで開き、スポイトツールで襟の色を取得します。某所で頂いてきた校章の画像を開き、先に取得した制服の色を模様以外の部分に塗りつぶしツール等で乗せます。これでデカール用の画像ができました。
koushou_chakushou.jpg

プリンタで印刷し、クリアを吹いてコートします。コートの前には30分くらい放置してインクを十分乾かします。可能なら丸一日くらい乾燥できればBESTです。
koushou__print.jpg

余白を残して切り取り、余白ごと貼り付けます。余白を残さないと、水につけた時に、プリンタのインクが切り端から染み出してしまうためです。(インクが十分に乾燥していれば、大丈夫な事もあります)
decal_harituke.jpg

乾燥したら、刃の新しいデザインナイフ等で余白を切り、剥がします。つや消しクリアでコートし、襟とデカールのツヤを合わせます。これで完成です(UPの写真参照)。ってイマイチなじんでませんね。ああ、近いとデカールの厚みが見える…。
今回のはあまりBESTな方法でもなくて、本来ならちゃんとIllustrator等でアウトラインで模様を作成し、MDプリンタで透明デカールに模様を白で印刷っていうのが良さそうなんですが。しかもこの大きさでここまでやる必要があったのかという気も。まあ今後の練習も兼ねてという事で。

これで完成にします。
マコリンペンこと某国の姫様についてはこの辺をどうぞ。

全身
long_makorinpen.jpg

台座は、昨日川崎のイエサブで購入したカフェレオのシオラマコースター(315円)です。レンガ模様のがあったので、前に作った台座は他に回す事にして、今回はこちらを使うことにしました。

アップ
モールド無視して目尻を尖らせ、眉毛を描いたらかなりツンな感じになってしまいました。スカーフの色が青なのは中等部設定(という事にした)だからです。ちなみに赤は小等部。(と思ったけど、色は年度によって違うのかも)
up_makorinpen2.jpg

とあるひのコタツガさんの作の襟足の表現はナイスですね。本来はうなじはウチのように直線っぽいモールドになってます。

ウチはストレートに外してしまいますが…。もう逮捕かな。
off_makorinpen.jpg


キットはこれで完成ですが、明日はまとめという事で何か書きたいと思います。

(2007/07/11更新 アップの画像を差し替えました)


某国の姫様キット製作(その10)

キット作成日記10回目です。

さよならは別れの言葉じゃなくて
さっきアニラジを聴いてたら、らき☆すたの声優達がEDアルバムの宣伝しにゲストで来てて、某80年代アイドルソングらき☆すた声優版が2曲ばかし流れて、アニメがちょっと気になってきたけど、ウチには相変わらずTVもねえビデオもねえで5年目。P2Pで拾えば楽だけど後ろめたくて感想とか言いにくくても、YouTubeならセーフっぽい風潮を感じるのは気のせいでしょうか。

願いがかなわなくても 思い出が残ります
海洋堂の短冊が6/24から大分増えました。神田明神へ持って行くそうです。ていうかトロのプロモの一環だったのね。
kaiyo0707.jpg


今日の内容(13:00~15:00)
昨日の状態からマスキングをはがして、つや消しトップコートを服に吹きつけ。全身を組み立てました。あとは簡単なスミいれやリタッチと、襟の校章らしきものの処理など。
zensin0707.jpg

某国の姫様キット製作(その9)

キット作成日記9回目です。


このキットは、作例では全体的に黒っぽい色の部分が多いんですが、全部同じ色にするのも寂しいので、各所にいろいろな黒系の色を使って見ました(単に私の好みで)。Mr.Colorも特色まで含めれば黒系カラーが結構あるので、混色なしでまとめる事にしました。

髪 -> 漆黒にしたいので、スーパーブラック(クリアコートしても白っぽくならない特殊な(?)黒。)
制服 -> 実物はわずかに紺っぽいので、ブルーFS15044(かなり黒っぽい青。ハイライト部分にはフタロシアニンブルー)
ソックス -> タイヤブラック(グレーっぽい黒)
ローファー -> セミグロスブラック
black_colors.jpg

上記以外にカウリング色という、ブラックよりほんのわずかに明るい黒があり、ブラックのハイライトに使ったりする事があります。無理に黒でまとめなくても、ソックスなんかは白とかでも良かったかもしれません。

今日の内容(24:00~27:00)
というわけで、制服、ソックス、ローファーに色を吹きました。
black_blue.jpg


痛車
昨日、帰りに秋葉原に寄ったら高架のセガのところに停まってました。最も有名(?)な痛車の一つらしいですが。ナンバーまで708(なのは)なのがすごい。
itasha_nanoha.jpg

某国の姫様キット製作(その8)

キット作成日記8回目です。

塗料を入れてみました。うーむ、美しい。蓋が透明なのとビンの角の光沢がポイントですか。
bins_bbg.jpg

今日の内容(24:00~27:00)
足と手首の肌色と、スカーフの青を塗りました。肌色は陰になる部分にクリアーオレンジを先に塗り、その上からEx-フレッシュで様子を見ながら吹いています。スカーフの青は、タマ姉のリボンに使ったレシピ不明の青を、ガイアのウルトラブルーで明るくしてとクレオスメタリックブルーを少量混ぜました。何か実物はシルクぽいので。パールの方が良かったか。
また、白の3本線が制服の袖、襟、ソックスの上の方に入るので、AIZUの0.4mmマスキングテープでマスキングしました。やりかたはとあるひのコタツガさんのところで教えていただいた方法です。今日もやってらっしゃいますが、私が最初に見たのは2006/10/11の記事でした。
parts_0706.jpg


自転車のチェーンがゆるんだら、後輪の固定ボルトを緩めて後ろへ少し引っ張って調節可能です。でも工具がいるし、もしママチャリなら機構が複雑なので自転車屋へ持っていったほうがいいかもしれません。
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